自アン創作落語『炉利そば』


毎度バカバカしいお話を一席


「昨日ちょっと吉原に繰り出したんだがね」

「おいおい八ちゃん、お前も俺と同じ童女趣味だったんじゃねえのか?」

「いやいや熊さん、裏路地に俺たち向けの良い店があってね」

「へえー、だけどそういう店って高いんじゃねえのかい?」

「いや、それがね……」 

「それではお勘定の方を……」

「あいよ、銭が細かいから手出しな。1つ、2つ、3つ…… ところで嬢ちゃん幾つだい?」

「11です」

「へぇそうかい。12、13……」 

「とまあこんな調子よ」

「そりゃあいいや。ちょっくら俺もやってくらあ!」 

 〜熊さん事を済ませて勘定を払います。

「それではお勘定の方を……」

「あいよ! 手出しとくれ。1つ、2つ、3つ…… ところで嬢ちゃん幾つだい?」

「21です」

「騙したな」

お後がよろしいようで