作業中によく聞いているラジオでハックルこと岩崎夏海が曜日レギュラーになった

以前に何度かゲストとして呼ばれていて
途中から聞いているリスナーにも「すっごいゲストなんだよ!」と伝える為なのか
番組中何度も嫌がらせのように「あの『もしドラ』の作者である岩崎夏海さん!」と連呼され
「なんか…『もしドラ』しか売りが無い人みたいで可哀想だな…」とぼんやり思っていたのだが
何故か月曜日のレギュラーに収まっていた


ナトリはハックルに対して好悪はない


「(株)はてなのおいしいお茶が飲みたかったハゲ」
「物書きでちょっと頭のおかしなハゲ」


こんなぐらいのほんわかイメージだし
二番目のイメージは後にもっと頭のおかしな百田尚樹が塗り替えた


そもそもはてな村がハックルとどうにかこうにかしていた時期など興味が無いので観測してないし
その後はてな村で揉めてた奴らと観測者でハックルを囲むオフ会を開催し
「会ったら意外といい人だった」という牙の抜けたとてもつまらないオフ会あるある路線で決着〜
というざっくりとした認識しかない

なのにだ
はてな村の人間はこのラジオを全く認知していない
当時あれだけハックルハックルうるさかった癖にこの体たらく
日々流れてくる三日も過ぎれば忘れるような事象を咀嚼するのに精一杯で
定期的な事後観察すらしてないのだろう まったくもって不抜けた奴らだ
村長の加野瀬なら流石に知ってるかと話をふったら
キョトンとされたのでぶん殴ってやろうかと思った


私情で話がそれたので「何故か月曜のレギュラーに収まっていた」まで戻す


「何故」というのは つまらないのだ
初登場時から トークが つまらないのだ

つまらないは言いすぎかもしれない 
トークで飯を喰っている人ではないし 話力は一般的な人のそれなんだろう
しかし月曜日レギュラーという事は他の曜日にもレギュラーゲストがいる

火曜はフィフィ

水曜日は平山夢明

それぞれに個性がありトークは軽妙 レスも早い
特にホラー小説家の平山夢明
「一緒に酒のんでバカ話してみたいおっさん」という感じの明るく話題の引き出しが豊富なレギュラーゲストで
楽しく聞きながらつい月曜日の小説家を思い浮かべ
「あいつは休日明けの憂鬱な月曜日に置くゲストじゃねえだろ」とまで考えてしまう


それに音が良くない


ハックルは「んー…」を多用する
MCに話を振られると必ず「んー…」というやけに耳に残る応答遅延音を漏らす(これは再現性100%)
相槌にも「んー…」を使うので MCがハックルに話している最中「んー…」を延々と聞かされることになる

おそらくだがハックルは番組側から知識の人として据えられている
コメントを求められた際には例の応答遅延音を漏らした後 本やネットからの知識を語る
ほぼ引用なので盛り上がりには欠けるものの 為になることもあった
そこはいいのだが 知識という要素にふと負が漂う

逆にMCから知らない知識を与えられた時にハックルが出す「へー」という声
この音が心にザラッと触る


「へ(→)ー」ではなく

「へ(→↓→↑)ー」


対空超必感のある 人に教わる悔しみを内包した嫌ったらしいイントネーションの「へー」


本人にそんな気持ちはないかもしれないが
このネガティブな響きの「んー…」と「へー」が
知識をひけらかす事が大好きなオタクの囀りに聞こえ気分がどんどん下がっていく
先日はそんな態度で「酒屋の近くのコンビニは規制で酒を置けない」という知識を披露し
速攻リスナーから「かなり前にその規制は無くなりましたよ」と指摘されて共感性羞恥まで発症した

人間誰しも間違いはある
そこは別にいい
あの音を発しながら盛大に間違えるのが問題なのだ

誰か「あれは良くないよ」「人によっては嫌な感じに聞こえるよ」
そう言ってくれる身内は居ないのだろうか
この俺の加速する憂鬱を止めてくれる人は現れないのだろうか


重ねて言っておく ナトリはハックルに好悪はない

ただ月曜日をどうにか心地よく過ごしたいだけなんだ