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イメージカラーは黄色

すると僕は真っ暗な部屋に一人放り出される
戸惑いつつ
一つしかない扉を開けると
暗く長いトンネルに鮮やかな色のブロックが一列に並べられている
なんとなくそのオブジェに近づく

気がつくと背後にもブロックが 

「いいな」

前のブロックが不意に囁く

 
 なんてラッキーだね、倍率高いんだよ?それ」
 

       
「あたしなんか■■だもん、時と場所選ぶのよね ふふ」
         

ピンクのブロックは所在無さげにはにかんだ(ように見えた)
そのブロックと天気の話題レベルのとりとめのない話をしていると周りが段々と明るくなる

「そろそろだね」

光の射す方を見るとブロックが次々と眩しい奈落へ飛び込んでいく

「じゃあ、縁があったら消してよね」

ピンクのブロックはそういって奈落に飛び込んだ

「グッドブロック」

「グッドブロック」

僕の番だ
そういえば『名前』聞いてなかったな…
そんな事をぼんやり考えつつ、僕は落下していく

「…グッドブロック」 

昔書いた物を読み返すと
「自分の癖に一体何考えてたんだろうコイツ」みたいな気分になる