言葉は加速すると呪文になる

http://screammachine.web.infoseek.co.jp/offgili/
このイベントに参加しているサイトなどがいわゆる“テキストサイト”というものです。
これらのサイトを見ていけば、その管理人の大体の人となりを想像できるのではないでしょうか。
絵を描けたり曲を作れたり、あるいは同じ文章でも詩や小説を書いたり評論を書いたり研究をまとめたりといった、
見世物になるような一芸を、彼らが持っていると想像できますか?
絵描きや作曲といった特技を持ちながら、あえてテキストサイトをやっているとでも?
人生の中で何も築いてこなかった彼らは、それゆえに自分という存在の中身を正しく認識することができずに、
例えば自分自身を、他の人とは違う面白い人間なのだと勘違いをしてしまうのです。 
例えば、パン屋さんが自身の日々の労働を書き連ねる日記サイトには価値があります。
職業という実践経験に基づいて書かれているから、その言葉の一つ一つに面白味、すなわち価値があります。
しかしテキストサイトの管理人たちは、取り柄を磨く実践経験などを背景にした実質的な言葉を持たず、あれもこれも、
しょせんどこかの雑誌やテレビから拝借したものばかりです。
テキストサイトの文章の中から、独創的な視点や発想を、私は見出した記憶がありません。
彼らは何も芸を持たない凡人であるがゆえに、視点も発想も、凡人のそれらと同程度の陳腐なものしか持っていません。
そんな彼らの排出する言葉の数々に、はたしてどれだけの価値があるというのでしょうか。
これといって専門的な分野に属していなくても、例えばお笑いのセンスがあればいいでしょう。
ただ、オフ喜利参加サイトをはじめとするテキストサイト群の一体どこに、笑えるおかしな文章があるのでしょうか。 

一詠唱でドラグスレイブが50発ぐらい撃てそうな勢い