兄と妹

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お兄ちゃん?ばんごはんもうちょっと待っ…え?
部屋?
うん、ちょっと掃除したよ?
えっ?棚の一番上にあった本?
みっ、見てないよ!


ちょ…ちょっとしか…
でも…そんな怒んなくてもいいじゃん!
いたっ!
ぶった!幼く可愛い妹をグーでぶったね!
バカっ!お兄ちゃんのペドフィリア!警察に通報してやるんだからね!!
うっ…
苦しい…
いっ…妹殺し…(ドサッ


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ほらっ!お兄ちゃんの好きなじゃがいもだよ?
大好きでしょ?
えっ?いらないって?
そう…そうだよね…
こんなに痩せてるのに…
おなかすいてるのに…もうこれしかあげられないんだ…
お、お兄ちゃん…何やってるの…?
駄目だよお兄ちゃん…そんな事してもあたしはなんにもできないんだよっ…
馬鹿っ!もうやめて!芸なんかしないでっ!
ぐすん…お兄ちゃんごめんねっ!本当にごめんねっ!
こんなあたしを許してっ!許してようっ!


―しばらくして お兄ちゃんは とうとう死んでしまった
鉄のおりにもたれ ばんざいの芸をしたまま死んでいた
妹は お兄ちゃんにすがりつき 頭をゆすり 鼻をなでまわして泣いた
あとで 調べてみると お兄ちゃんの胃袋には ひとしずくの水さえ 入ってなかった
そのお兄ちゃんも今は 上野公園の一角で静かに眠っている…


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〜以下大学ノートにみっちり書き込んだ俺の恋風オリジナルストーリー〜


駆け落ちした先の安アパートにて何故か裸エプロンで料理を作る兄
兄の太腿の隙間から見え隠れする醜いひじき餅巾着を寝そべりながら眺めつつニヤニヤ笑う妹


妹:兄者…無様よのう…(プチッ、プチッ


手を伸ばしてひじきを抜く妹


兄:いたいいたい!やめっ…やめてください!!


妹:この身体かっ!?この身体かっ!?妹のゴーストを狂わせる骨太の魔性はこの身体かっ!?
  ほんに汚らしい兄だよお前は!罠として配置したブラジャーをむざむざクンカクンカ嗅ぎやがって!!
  ゴミ箱に青臭い生ゴミ捨てて挑発しやがって!!
  わざとだってわかってんだ!そ知らぬ顔で妹は全てご存知なんだ!
  這いつくばってこいっ!妹が直々に折檻してやるんだからねっ!


兄:いやっ!せっかんこわい!せっかんやめて!


妹:入れてやるんだからねっ!
  生きとし生けるすべての物を妹が兄貴の中にみっちりと入れてやるんだからねっ!


兄:いやっその胡麻っ!ごま油何に使うのっ!?
  後生です!後生だから堪忍して!かんにんしてようっ!


※みっちり書きこんだ割にはキモいし途中で飽きたので止めます


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