鼻歌を歌いながら仕事して飯が食えれば幸せだと思う


俺の父親は職人で、よく鼻歌をしながら物を作っていて
「なんか適当に仕事してるけど、そんなもんよく売れるなあ…」と子供心に思ってた。
そんな俺も成人してIT業界に就職し、7Kに発狂寸前。
年収は父親と同年代の頃と比べても多いとは思うが、
こんな命を削るような仕事をしてなにが人生だと会社の行き帰りにいつも悩んでいる。
とどめは父親が国から表彰された事だ。
俺の仕事は形というものが存在しない業種で、今後歯を食いしばって働いても国から表彰される事は多分無いだろう。
なのに父親は鼻歌で細工物を作り、それが金になり国から表彰される。
別に国から表彰されたいわけじゃないが、俺は歩むべきを間違えたと切に思うんだ。